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日経TEST
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2001年に東京スター銀行として営業を開始し、今年で25周年を迎える。親会社は台湾のCTBC Bank(中國信託商業銀行)であり、中華圏出身者も含めた新卒採用を行うなど、多様な人財が活躍している点が特徴で他行にはないユニークな取り組みに挑戦する銀行である。 新入行員に日経TEST研修ドリル、2、3年目の行員に日経TESTを導入。
組織・人財開発部長 遠藤順子氏
組織・人財開発部ヴァイスプレジデント 武井美知代氏
※掲載内容は取材当時のものです。
・情報を収集するだけでなく、分析・整理し、自分の言葉で発信する力を養う
・思考力・業務推進力・人間力・倫理観をバランスよく高める
・組織価値創出の基盤づくり
・新聞接触機会の減少により、基礎知識に個人差がある
・知識習得にとどまらず、思考・分析・アウトプットまでつなげる習慣の定着
・育成成果を客観的に測定する必要
新入行員に対して日経新聞を活用した「新聞ノート」作成を1年間継続するほか、秋に日経TEST研修ドリルを実施。さらに入行2〜3年目の行員に日経TESTを課し、知識の定着度を客観的に測定している。日常的な学習とTESTを組み合わせた育成施策を10年以上継続し、思考力と実践力の向上を図っている。

10年以上前から取り入れています。現在は、新入行員は秋に日経TEST研修ドリルを実施し、2、3年目の行員には年度によって受験時期は異なるものの、日経TESTを受験してもらっています。
遠藤氏 4月に入行した新入行員を対象に「日経新聞の読み方講座」を実施しています。その中で読み方指導のほか、「日経新聞ノート」を毎日作成することを習慣化しています。
具体的には、日経新聞等の記事を読んで、ノートの見開きの左ページにその日の経済指標や気になった記事を3つ選んで記録しています。さらに、そのうちの1つをピックアップして、右ページでロジカルに分析をします。なぜ、ニュースにあるような事象が起きたのか、その背景・因果関係や今後のシナリオを考察し、自分の意見としてまとめる取り組みです。これを1年間続けるよう指導しています。このノートは、指導員と上司が日々確認し、コメントすることで、育成とコミュニケーションツールの双方の役割を担っています。
なお、今年から「日経新聞ノート」は、紙のノートから、社内コミュニケーションツールでの運用に移行しました。そうすることで、全新入行員のノートが共有されるため、指導員と上司は他の拠点の新入行員のノートを閲覧することができたり、新入行員は他部署の指導員や上司から反応を貰うこともできるようになりしました。
「日経新聞ノート」を通じて、ものごとを論理的に考えられるようにしたい。さらに、ロジカルシンキングに加えてラテラルシンキング(水平思考)やクリティカルシンキングを育成することを目的としています。毎日の積み重ねなので、思考力を鍛えるトレーニングのような位置づけのものですね。毎日続けることで、記事と記事のつながりが見えるようになると、この取り組み自体が楽しくなっていきます。先日の記事があったから今日のこのニュースが起きたのか、と因果関係が理解できるようになります。
また、お客様に自分の考えを自分の言葉で伝えられるようになることも狙いとしています。ノートで整理した内容が、お客様との会話を広げるきっかけにもなってほしいです。
この取り組みは10年以上継続しており、現在では組織・人財開発部から細かく指示しなくても、先輩や上司が自主的に指導する文化として定着しています。当行では行員の約8割が中途入社なので、共通の価値観や思考軸を醸成するうえでも、このようなきめ細かなコミュニケーションを重視しています。
毎日コツコツ続けている行員は、日経TESTの得点も高い傾向にあります。結果として、我々もこれらの取り組みを続けてきてよかったという自信につながりました。日経TESTは、一夜漬けで簡単に点が取れるという感じではないですね。日々の情報インプットと考察の積み重ねが成果につながっていると考えています。出題範囲もジャンルなどがバランスよく出されている印象です。日常的に広くニュース記事を読んでいるからこそ解けるのだと思います。
また、読むだけでなく考えることや書くこと(アウトプット)を重視していることも高得点につながっていると感じます。

組織・人財開発部長 遠藤順子氏

組織・人財開発部ヴァイスプレジデント 武井美知代氏
新入行員に対しては、2012年から継続して「学習と貢献」というテーマを設けています。単に知識を習得するだけの「学習」ではなく、経験学習から再現性をもって実践につなげていってほしいですね。「貢献」とは、自分の行動がお客様視点で価値につながっているのかどうか。そして、その価値創出の積み重ねが自身の成長にもつながっていくと考えています。そのため、その両面を重視しています。新入行員には、自分の行動が誰かの役に立っているという実感を持てるレベルの人財になってほしいと考えています。年間の貢献行動は、アクションラーニングプログラムにより、明確になっています。例えば、(本社がある)赤坂の清掃活動などもその一例です。
新入行員に限らず、当行が重視しているのは、社会にユニークな価値を提供できる人財です。経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)のビジョンの中に「ユニークな金融サービスでお客さまに信頼される銀行となる」と、ユニークという言葉が入っています。当行は規模ではなく、いかにユニークさを提供できるかが存在価値になります。できなかったことを、できるようにする。選べなかったことを、選べるようにする。これが東京スター銀行で、そこに商機を見出してきたという積み重ねがあります。そのため、当行は年齢や役職に関わらずバリューに掲げる「チャレンジ」を重視しています。
多くはありませんが、数名が日本から台湾の親会社に出向しています。また、プロジェクトごとに海外の案件に参加する機会もあります。
日経TESTは成績を客観的に測れるうえ、分野ごとに受験者の強み・弱みが一目でわかるチャート型の成績表がいいですね。(TESTの結果は)新入行員の1年間の成果を可視化するためのツールとして活用したり、若手の育成計画等の参考にしたりしています。
近年は入行前から日経新聞に触れている学生が減少している傾向もあり、「情報収集の手段は多様化する中で、新聞でなくてもよいのではないか」という声を聞く機会もあります。AIをはじめ、多くの情報が簡単に得られる時代ではありますが、金融機関で働くうえでは、情報の信頼性や網羅性といった観点から、日経新聞は引き続き重要な情報源の1つであると考えています。
当行では、経営理念のバリューの1つに「プロフェッショナル」を掲げています。単に情報を集めるのではなく、その情報を自分なりに考え、咀嚼し、お客様にわかりやすくお伝えできる力を養うことが重要です。その土台として、日経新聞を継続的に読み、自分の中で整理し、業務に生かしていく力を高めていきたいと考えています。
日々の取り組みである「日経新聞ノート」と、知識の定着度を確認する「日経TEST」を組み合わせることで、自身の成長を実感しながら学習を継続することができます。その積み重ねが、自信をもってお客様と向き合うことにつながり、対話の質や提供価値の向上にもつながっていくと思っています。
これらの取り組みを通じて、行員一人ひとりが専門性と人間力の双方を高めながら成長し、当行のミッションである「Protect & Build 夢をかたちに、未来を創る」の実現に寄与していきたいと考えています。


日経テスト
学びの啓発
製造業
前田建設工業株式会社

新入社員〜管理職で
日経TESTを活用し
専門性×広い視野を育成
課題
全社員の経済知力の底上げが必要
効果
昇進試験の標準ツールとして定着
日経テスト
人材要件の確認
IT・コンサル
株式会社U-NEXT HOLDINGS

次世代人材の育成プログラム
「未来塾」で活用
課題
外の世界を意識して自分の立ち位置を認識する機会が少なく、情報に触れる習慣化も必要
効果
次世代リーダー候補が自分の強み弱みと業界内での立ち位置を把握でき、幅広い学びへの意欲につながった
日経テスト
人材要件の確認
製造業
倉敷紡績株式会社

管理職昇格前後の実力テストとして活用
課題
管理職としての見識・資質を定量的に評価する手段が必要、専門特化で広い視野が育ちにくい
効果
管理職前後の2回受験で知力の成長を可視化でき、得点は全体的に上昇傾向で自己研鑽のきっかけに
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